社員のお子さんに会社の仕事をどう伝える?企業ができる3つの工夫

「お父さん・お母さんの会社って、何をしているの?」
そんな疑問に、お子さんの目線で答えるために。

社員のご家族を招くファミリーデーやこども参観日。お子さんたちに会社の仕事を紹介できる、うれしい機会です。

会社がつくっている製品や提供しているサービスを紹介するだけでなく、「その仕事は、誰の役に立っているのか」「どんな人が、どんな工夫をしているのか」まで伝えられると、お父さん・お母さんが働く会社を、もっと身近に感じてもらえます。

この記事で紹介すること

社員のお子さんに会社や仕事を伝えるための、3つの具体的な工夫を紹介します。ファミリーデー、こども参観日、社員のご家族への配布資料にも応用できます。

1.「何をつくる会社?」から「どこで役立つ会社?」へ

お子さんに仕事を説明するときは、製品名や事業名だけでなく、暮らしのどこで使われているかを示す方法があります。

例えば、一般の人が直接買う商品ではなく、企業向けの部品や設備を扱う会社の場合。完成した部品の写真だけでは用途を想像しにくくても、使われている場所と一緒に紹介すると、仕事と毎日の暮らしがつながります。

工夫 01|暮らしとのつながり

「この小さな部品、どこで活躍しているかな?」

金属加工の会社なら:部品そのものに加えて、自動車や身近な製品のどの部分で使われるかを図で示す。

物流の会社なら:荷物が届くまでの流れを、出発地・倉庫・配送先の絵で見せる。

設備工事の会社なら:建物の中で水・空調・電気などが使えるまでに関わる仕事を紹介する。

お子さんへの問いかけ例:「この仕事がなくなったら、毎日の暮らしでどんなことが困ると思う?」

大切なのは、説明を簡単にするだけでなく、「そうか、こんなところで役に立っているんだ!」という発見につなげることです。

2.「会社の仕事」を、人と役割のつながりで見せる

一つの製品やサービスがお客様に届くまでには、さまざまな役割があります。ものを作る人、届ける人、確認する人、お客様の声を聞く人。

そのつながりを紹介すると、お子さんは会社がたくさんの人の仕事で成り立っていることを理解しやすくなります。

工夫 02|人と仕事のつながり

「この商品が届くまで、何人の人が関わっているかな?」

例えば、製造業であれば次のような流れを、写真や矢印で見せます。

お客様の相談を聞く → 作り方を考える → 製品を作る → 品質を確かめる → お客様へ届ける

実際の会社の仕事の流れに合わせて、伝える役割を選びます。お子さんがご家庭で「こんな仕事をしている人もいたよ」と話せるよう、身近な言葉で紹介します。

ここで会社全体の役割を伝えておくと、社員の方がご家庭で「その中で、私はこんな仕事をしているよ」と話すきっかけにもなります。

3.お子さんが聞いてみたくなる「なんで?」を一つ入れる

仕事の説明の中に、お子さんが思わず質問したくなる話題を一つ用意しておくのもおすすめです。

大人には日常の業務でも、お子さんにとっては新鮮な発見があります。例えば、品質検査で使う道具、作業前の確認、見えないところで役立つ製品など。

工夫 03|会話のきっかけ

「どうして、この確認を何度もするの?」

先に答えをすべて説明せず、写真やイラストとともに短い問いを添えてみます。

例:「どうして小さな部品を、こんなに細かく調べるの?」

例:「大きな荷物が、どうやって時間どおりに届くの?」

例:「この建物の中で、見えないところにある仕事は何だろう?」

ご家庭での問いかけ例:「会社で、一番工夫していることって何?」

こうした問いは、イベント中の会話だけでなく、ご家庭で仕事について話すきっかけにもなります。

お子さん向け資料は「ご家族で見て、話せる」構成に

会社紹介を紙にまとめる場合は、短い説明と写真・図解を組み合わせ、ご家族で指さしながら読める構成が向いています。

  1. 表紙で興味を引く:「何をしている会社?」を、製品や仕事が伝わる写真・イラストで紹介する。
  2. 暮らしとのつながりを見せる:どこで役立っているかを、身近な例で説明する。
  3. 働く人の役割を見せる:会社の中のいろいろな仕事を、写真や矢印で紹介する。
  4. ご家族との会話につなげる:お子さんから聞いてみたい質問を一つ入れる。
作るときのポイント
小学生向けなら、対象学年に合わせて難しい言葉を言い換え、必要な漢字にはふりがなを付けます。製品や仕事内容の写真は、会社が使用・公開できるものを選び、掲載内容も事前に確認しておきましょう。

ファミリーデーのその先にも残る、会社の紹介を

社員のご家族を会社に招く一日は、お子さんが、お父さん・お母さんの仕事を知るきっかけになります。持ち帰った資料を見ながら、ご家庭でも「こんな仕事をしているんだね」と話が弾む。そんな時間につながるかもしれません。

そんな場面を思い浮かべながら、会社の仕事をお子さんの目線で紹介してみてはいかがでしょうか。

ルーチェワークでは、公式Webサイトや会社案内などの情報をもとに、社員のお子さん向け「会社・仕事ガイド」を制作しています。会社の役割や社会とのつながり、仕事の工夫を整理し、小学3〜6年生程度を基本に、A4・2ページの印刷用PDFへ仕上げます。

このガイドは、会社全体の仕事をご家族に伝えるための資料です。工場見学中の観察や書き込みを中心にしたワークシートとは、使う場面や目的が異なります。

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